Masanori Matsuda |

everyday's flower of flower vendor

 

Yamamoto Seika, Nishinari-ku, Osaka, Feb, 2016

 

 

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飛田新地の路上で花を売っている女老人。 60年間絶えず同じ店の前で シャッターがしまるのを確認すると花を売り始め 年中、夜の7時から深夜の1時まで定位置に座っている。

 

ある空間で花を売ってもらいたいと伝えると 「私は60年間この店の前のこの場所で花を売っている、 わけのわからない事を言わないでちょうだい」 その言葉を聞いた時、60年間のいつもの場所から女老人を動かせば、 魂の何かが切れる予感がした。

 

その日から毎日通い、1日1本、 女老人の花を買っては山本製菓の部屋で売る。 彼女を支えている普段はみえないものは、 土から切り離された切り花を、鍵のかかった部屋で売るという 最大に切り離された場所まで飛んだ時、ゆっくりと浮き出してくる。