松田壯統
Kafka scape
Tokyo university of the Arts, Toride-shi, Ibaragi, Oct, 2008
Japanese / English
偶然見つけたそのベランダは
高い壁にはさまれ
少し部屋のようでもあり
木々や空が目の前に
素直にとびこんでくるような場所
傘と光をを借り
傘の下はひとつの空間のようで
家の版をおすたびに、家を想像します
風景は切り取られ
空や木々が、部屋の一部となり
それはまた真っ白なぬけがらになっていきました。
風景と時間が私を通り流れていく
どこもわからない風景が
ある瞬間私の部屋となり
カフカの城のようなプロセスの中で
目的の場所にたどり着かない風景を描きます。
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